ドラム式洗濯機のドアが閉まらない!修理して分かった5つのポイント【日立】

ドラム式洗濯機のドア(フタ)が閉まらない!修理して分かった5つのポイント【日立】 おすすめのコト・モノ

買って1ヶ月しか経っていない日立のドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム」。

急にドア(フタ・扉)が閉まらなくってしまったのです。

  • ドアがカチャっと閉まらない
  • ドアが開いてしまうので洗濯機が動かせない

これは困った

ということで修理に来てもらいました。

本記事では、修理してわかった以下の6つをお届けします。

  1. ドア不具合の原因
  2. 修理の内容
  3. 再発防止策(ドアの閉め方のコツ)
  4. 修理を依頼した方法
  5. 修理の金額(費用)
  6. 対策部品への交換(ドアリングベース)

同じ不具合でお悩みの方に役立てば何よりです。

ちなみに、不具合の原因は「ドア下がり」だと判明しました。

詳しく紹介します。

原因はドア下がりによるズレ

直してくれた日立のサポートの方にお話しを聞いてみました。

:なんで閉まらなくなっちゃったの?

サポート:ドアが下がってズレていたからですね

ドアが少し下にズレていたようです。

そのため、

「爪の噛み合わせが悪く、閉まらなくなった。」

ということでした。

日立ビッグドラムのドアの爪はこんな形状です↓

日立のビッグドラム洗濯機 ドア下がりでドアが閉まらない

▲ドアの爪

日立のビッグドラム洗濯機 ドアの爪がズレて閉まらない

▲ドアの爪 受け側

この爪と爪の受け側が、ズレてドアが閉まらないのです。

このズレは肉眼では分からないレベルでした。

なぜドアが下がったのか?

このドアの不具合が起きたのは、洗濯機を買った1ヶ月後。

たった1ヶ月の間にドアが下がるような使い方をした記憶はありません。

これもサポートの方に聞いてみると、

サポート:購入時から少しズレていたのかもしれません。

サポート:ドアロックの部品は改良がよくあり、不具合が多いんです。

:なぜドアの部品に不具合が多いんですか?

サポート:ドラム式の中に小さなお子さんが入ってしまった事故があったんです。

サポート:それ以来、ドアの部品改良が多くなって…。

ということでした。

どうやら、うちの洗濯機は購入時からドアがズレていたみたいです…。

交換した部品は3か所

サポートの人がドアの部品を交換してくれました。

日立のビッグドラム洗濯機 ドア下がりの修理で部品を交換

▲修理中の様子

交換した部品は3か所。

  1. ヒンジ
  2. 爪の受け側(ロック)

の3つです。

ヒンジは鋳物で、精度がよくないと言っていました。

当たりはずれがありそうですね。

爪の受け側は少し削れていたようです。

ドアがズレた状態で開け閉めしていたため、削れちゃったみたいです。

修理後、閉まりが緩い?それが正常

部品を交換してもらって、ドアを閉めてみると、閉まり具合が緩く感じました

:あれ?前より閉まりが悪いぞ?

:前はもっと”カッチャッン!!”と音がしていたのに

そうするとサポートの方が、

サポート:これくらいでいいんですよ

サポート:”カッチャッン!!”と音がしていたのはドアがズレていたからだと思います

と教えてくれました。

やっぱり購入当初からドアが下がっていたようです。

今はソフトに”カチャ”と音がする程度で使っています。

ドアが下がらないように使うコツ

ドアが閉まらなくなった原因である「ドア下がり」。

この「ドア下がり」が起きないように使うコツをサポートの人に教えてもらいました。

それはドアを閉めるときに

「ハンドルを持って閉めるのではなく、ドアを押して閉める」

というやり方です。

ドアハンドルを持って閉めると、どうしても力が下にかかってドアが下がりやすくなるらしいです。

ハンドルの下にドアロックの爪がありますからね。

日立のビッグドラム洗濯機 ドアハンドルと爪の位置関係

▲ドアハンドルと爪の位置関係

正面から見るとドアハンドルの位置はココ↓

日立のビッグドラム洗濯機 ドアハンドルの位置

▲ハンドルを握って閉めると力が下にかかる

なので、ドアを閉めるときは、爪の部分を正面からタッチして閉めるのがいいんです。

下方向に力がかからず、ドアが下にズレないみたいですよ。

日立のビッグドラム洗濯機 ドアを閉めるときは押して閉める

▲ここを押して閉めるのがGOOD

今後は気を付けてドアを閉めようと心に誓ったのでした。

修理を依頼した方法

ドラム式洗濯機の修理を依頼するとき、

  • 購入した家電量販店に連絡すべきか
  • 日立に直接連絡すべきか

迷いました。

私は、まず家電量販店に電話してみました。

ちなみにケーズデンキです。

修理までの流れはこうです。

修理までの流れ
  1. 私がケーズデンキに連絡
  2. ケーズデンキが日立に取り次ぎ
  3. 日立から私に電話がくる
  4. 訪問の日程調整

という具合です。

ケーズデンキに状況を説明すると日立に取り次いでくれます。

ケーズデンキは購入履歴から洗濯機の型番や私の住所・電話番号も分かるので日立に全部伝えてくれます

なので、日立と電話で会話するときはスムーズでした。

家電量販店に連絡して良かったなと感じましたね。

日立の修理は電話した翌日に来てくれましたよ。

夕方18:00以降と遅めの時間でも対応してくれました。

日曜日はお休みのようなので、月〜土で希望日時を伝えるといいでしょう。

修理にいくらかかる?

修理に来てくれた人に修理代はいくらかかるか聞いてみると、

部品代、出張費用、工賃をあわせて、1万円から2万円の範囲

とおっしゃっていました。

私の場合、保証期間内だったので修理費は無料でした。

日立のビッグドラム洗濯機 ドアの修理費用

▲納品書

保証がない場合は1〜2万円かかるみたいです。

参考にどうぞ。

その後…ドア下がり再発!扉を対策部品に交換(ドアリングベース)

前述の修理から1年半が過ぎたころ、ドア下がりの再発が判明しました。

キッカケは乾燥の不具合で修理に来てもらったことでした。

乾燥の不具合自体は、乾燥フィルターの手入れ不十分ということであっさり解決しました。

ところが、サポートの人が洗濯機を見ている途中で「ドアが気になる…」と。

しかも、洗濯機の試運転をしてもらったときに、たまたまドアに関するエラーが表示されたのです。

私は以前にドアを修理していることを伝えました。

:購入してすぐ、ドア下がりの修理をしてもらったんですけどねぇ…

サポート:そうですか、そのときに扉は交換していないですね。

サポート:今はドア下がりの対策部品が出ているんですよ。交換しておきますね!

ということで、ドア下がり対策部品の扉に交換してもらいました。

日立 ドラム式洗濯機(ビッグドラム) ドア下がり対策部品の扉に交換

▲我が家のビッグドラム。扉を外して交換へ。

交換作業の様子↓

日立 ドラム式洗濯機(ビッグドラム) ドア下がり対策部品の扉に交換

▲交換作業中。バラされる扉。

扉を交換といっても、丸ごと取り替えるわけではなく、外周の黒いパーツだけを交換します。

そして、交換が完了した扉がこちら↓

日立 ドラム式洗濯機(ビッグドラム) ドア下がり対策部品の扉に交換

▲一見、なんの変化も見られないが…

扉の右下をよく見ると…↓

日立 ドラム式洗濯機(ビッグドラム) ドア下がり対策部品の扉に交換

▲扉に黒い突起が出ています

もう少し近づいて見てみると

日立 ドラム式洗濯機(ビッグドラム) ドア下がり対策部品の扉に交換

▲黒い突起があります。これが位置決めの役割となる。

ドア下がり対策部品の扉には、下の方に突起が出ています。

たったこれだけ。

たったこれだけで効果があるそうです。

サポートの方によれば、

「この突起がドアを閉めるときに位置決めの役割を果たすので、ドアがしっかり閉まるようになる」

ということでした。

日立 ドラム式洗濯機(ビッグドラム) ドアリングベースを交換

▲交換部品の名称は「ドアリングベース」

ちなみに、今回の交換作業は無償でした。

メーカー保証は切れていますが、ケーズデンキで買ったときの延長保証で5年保証になっていたためです。

ケーズデンキで買っといて良かった〜。ケーズデンキ最高!

おわりに

日立のドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム」のドアが閉まらなくなって、修理してもらった話をお届けしました。

私の同じ様にドアが閉まらず、困っている方の役に立てばと思います。

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