レシートをスマホカメラで読み込んで、自動的に家計簿をつけてくれるアプリが便利です。
中でも、「マネーフォワード」と「Zaim」は口コミや評価が良く、有名です。
この2つのアプリについて、どちらを使おうかお悩みのあなたに、「Zaim」と「マネーフォワード」の比較をお届けします。
実際に両方のアプリを使って感じた、メリット・デメリットをご紹介します。
- どっちのアプリが使いやすいの?
- 違いは何?
- レシート撮影の精度は?
と疑問をお持ちの方に参考になればと思います。
Contents
マネーフォワードとZaim│機能の比較一覧
両者共通の基本的な機能として
- レシートのカメラ読み取り
- 銀行口座自動連携
- クレジットカード自動連携
- 費用科目分類
- CSVデータ出力
などがあります。これらを比較すると…
Zaim | マネーフォワード | |
---|---|---|
レシート読み取り | △ | ◯ |
口座連携 | △ | ◯ |
カード連携 | △ | ◯ |
費用科目分類 | ◯ | △ |
ユーザーインタフェース | × | ◯ |
CSVデータ出力 | ◯ | × (有料会員のみ) |
◯の数で言うと、マネーフォワードの勝ちですね。
以下、それぞれの機能について詳細です。
レシートの読み込み
マネーフォワードの方が精度が高いと感じています。
Zaimと比べて読み取り結果のミスが少ないです。
Zaimは以下の箇所で精度の悪さが目立ちます。
- 商品名の誤字・脱字
- お店の認識が弱い
初期のころからは改良されていますが、マネーフォワードの方が精度が良いです。
ただ、マネーフォワードもZaimも残念な点は、ドラッグストアで食料品を買った場合、品目が食料品にならないことです。
私は食料品を買うのに「ドラッグストア コスモス」をよく利用するので、毎回品目を食料品に変更しています。
「ドラッグストア コスモス」は、食料品が激安です。例えばシャウエッセン。以下の記事で激安っぷりをご確認ください。
カメラのシャッター音
レシートの撮影時、マネーフォワードはカメラのシャッター音が鳴ります。
Zaimはカメラの音は鳴りません。
個人的にはシャッター音が鳴らない方が便利なので、この点ではZaimの方が好みです。
口座・カード連携
両アプリとも銀行口座やクレジットカードを連携して履歴を取得することが可能ですが、その連携スピード(レスポンスの速さ)に違いを感じます。
- 銀行口座の入出金情報の連携は、Zaimの方が速く
- クレジットカードの情報連携はマネーフォワードの方が速い
という印象です。
また、連携可能な金融機関(銀行・証券・クレジットカード・電子マネー・ポイント・通販など)にも違いがあります。
- マネーフォワードは2,655の金融機関と連携可能
- Zaimは約1,500の金融機関と連携可能
対応する金融機関の数はマネーフォワードの方が多いです。
ご自身が利用するクレジットカードや銀行口座が対応しているか確認してみてください。
支出や入金は、手で入力するより自動連携でを取得できた方が、楽チンです!
費用科目の分類
こちらはどちらも同じ操作方法で、使いやすさに優劣はありません。
使いやすさ│ユーザーインターフェース
スマホアプリとしての見やすさ、入力のしやすさ、デザイン面でマネーフォワードの方が使いやすいです。
文字・入力欄・アイコンが大きくてパッと見て分かりやすい画面です。
逆に、Zaimは文字が小さかったり、アイコンが小さかったりで、細かくて分かりにくい印象です。
CSVデータ出力
こちらはZaimの勝ち。
無料会員でもCSVデータ出力が可能です。(ただし、出力データに一部制限があります。)
マネーフォワードの場合は有料会員でないと出力できません。
以下の記事でCSV出力方法を詳しく紹介しています。
アプリに入力したデータを出力することなんてある?
と思っていたのですが、実際にあったのです。出力したいと思うことが…
いざというときに対応しているかどうかは大事です。
マネーフォワードを使うならプレミアム会員
マネーフォワードをちゃんと使うなら、プレミアム会員(有料会員)にならないと使い物になりません。
なぜなら、無料会員で使える機能が限定されているからです。
Zaimの場合はこんなカンジ
主な部分だけ比較してみます。
マネーフォワード | Zaim | |||
---|---|---|---|---|
無料会員 | プレミアム会員 | 無料会員 | プレミアム会員 | |
データ閲覧 可能期間 | 1年分 | 制限なし | 制限なし※1 | 制限なし |
金融機関 連携可能数 | 10件 | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
CSV データ出力 | × | ○ | ○※2 | ○ |
利用金額 | 0円 | 月額500円 | 0円 | 月額360円 |
※2:CSVデータの出力は無料会員の場合、表示項目が一部制限されています。
金融機関(クレジットカード含む)との連携が10件で済むならマネーフォワードでも問題ありません。
家計簿管理を家族分まとめてとか、夫婦2人分をまとめてやる場合、金融機関連携が10件では物足りないです。
そうなるとZaimを使ったほうが便利です。
確定申告ソフトとの連携も可能
マネーフォワード・Zaimともに確定申告ソフトとの連携が可能です。
- マネーフォワード ME⇒マネーフォワード クラウドと連携
- Zaim⇒やよい(青色申告・白色申告)と連携
家計簿アプリと確定申告ソフトの連携により、経費や入金が自動で反映されます。
副業で所得がある方は、確定申告ソフトへの入力が楽になります。
どっちを使っていくか
マネーフォワードとZaimを両方使用してみた結果、現在はZaimを使用しています
やはり、無料で使える機能が充実していることがポイントでした。特に、ZaimならCSVエクスポート機能が無料会員でも使えることが決め手でした。
一時はレシート読み取り精度の高さから、マネーフォワードでしょ!って思った時期もあったのですが、Zaimのレシート読み取り精度も向上してきたこともポイントです。
あなたも一度両方のアプリを使ってみて、どちらが自分にあっているか試してみてはいかがでしょうか?
マネーフォワードもZaimもプレミアムサービスは30日間無料でお試しできますよ。