アイドル現場では様々なコール・ミックス・ヲタ芸が披露されます。
斬新でリズミカルなコール & MIX、隣のお客さんにぶつかるんじゃないかと思うほどクネクネしたオタ芸。
時にはステージのアイドルより客席のオタクの方が気になって、そっちばっかり見ちゃうことも多々あります。
そんなコールの一つに、
というものがあります。
でんぱ組のORANGE RIUMやまねきケチャの妄想桜のコールとして有名です。
この「高まる低まるビスマルク〜」のコールについて、元祖と発祥が判明したのでご紹介したいと思います。
高まる低まるビスマルク
さて、冒頭でご紹介したコール&ミックス、僕はまねきケチャの妄想桜のコールで初めて耳にしました。
高まるよ!高まるよ!高まる低まるビスマルク、シジマール、アルシンド、カズダンス、ニーハイ、オーハイ、缶チューハイ、ウーロンハイ、ナチュラルハイ、アイキャンフライ!
なんじゃこりゃと。
Jリーグ世代の僕にはツボな固有名詞が入っているのです。
元祖判明!生みの親はへなぎさん
面白いなあー、誰がこんなの作ってるんだろうと思っていたら、生みの親が判明しました。
煌めき☆アンフォレント(キラフォレ)が所属するTOY PLANET*の代表、へなぎさん(@hngjapan)です。
日本橋のレジェンド"単体戦隊☆恋レンジャー"現役引退が関西ではトレンド級で話題ですが、皆様が大好きな「高まる低まるビスマルク、シジマール、アルシンド、カズダンス、ニーハイオーハイ、缶チューハイ、ウーロンハイ、ナチュラルハイ、アイキャンフライ!」の元祖であります。ご確認ください。
— へなぎ (@hngjapan) July 6, 2017
このツイートより以前、17年6月(たしか6月…)のツイキャスで「このヲタ芸はおれが作った」って言っていたのを聞いてびっくり。
この人か!と。
正しくはヘなぎさん一人で作ったわけではなく、みんなで作ったそうです。
ですが、誰が率先して作ったか?と一人挙げるとしたら、へなぎさんなのでしょう。
僕はそのツイキャスで「どの現場で生まれたんですか?」と質問してみました。
すると、単体戦隊☆恋レンジャーの単体戦隊☆恋レンジャーという曲だと教えてくれました。
そして、実はコレ、正確にはコールでもなくミックスでもなくヲタ芸であることも教えてくれました。
ちゃんと振り付けがあるのだと。
ただ言葉を発しているだけじゃなく、動きもあるからヲタ芸なんだと。深いですね。
しっかり作られているんだなと思いました。
単におもしろおかしくやっているんじゃない、推しの現場を盛り上げるんだという気持ちが生んだのだと勝手に考察します。
2019年1月6日には、高まる低まるビスマルクの使い方に関するツイートがされました。
皆が大好きな"高まる低まるビスマルク"ですが、その単語は楽曲の一番で使うもので、二番ではタミフルインフルワンダフル、三番ではサキソンダイソンアンダーソンが一応公式です。参考までに。ワールドカオス!(全部言えない) https://t.co/TkDk2MoBng
— へなぎ (@hngjapan) January 6, 2019
公式では楽曲の2番と3番で使う言葉が違うんですね。
知らなかった…
そして、「高まる低まるビスマルク」の誕生に関わる重要人物がもうひとり判明しました。
いさや(@isaya)さんです。
以下、へなぎ(@hngjapan)さん、ねるす(@neru_s)さんとのやり取りです。
あっ!高まる低まるビスマルクを流行らせたといっても過言ではない一人、いさやさんだ!!!!!
— へなぎ (@hngjapan) March 15, 2019
いさやの高まりコールが、W.W.Dのリリイベファイナルで失笑されてたのを思い出しました
— へなぎ (@hngjapan) March 13, 2019
この「高まる低まるビスマルク」は
- まねきケチャ
- 26時のマスカレイド(ニジマス)
- でんぱ組
などの現場で見ることができます。
この「高まる低まるビスマルク」がミックスではなく、ヲタ芸であることを理解しているヲタクは少ないのではないでしょうか。
そして単体戦隊☆恋レンジャーが発祥だと認識しているヲタクも少数でしょう。
こうして、元祖、発祥、生みの親がはっきり分かるのは珍しいことだと思います。
特にサブカルチャーの分野では。
かの有名なタイガーファイヤーのミックスも発祥はへヴィーメタルの現場だったりするんですよね。
広まる「高まる低まるビスマルク」
「高まる低まるビスマルク」がいろんな現場・アイドルグループへと広まっています。
2017年12月23日(土)名古屋で開催された『キラフォレルヤ!!名古屋公演』の現場で「高まる低まるビスマルク」の発動が確認できました。
キラフォレルヤ 17.12.23 名古屋公演 荒れない天晴れ!原宿
- 煌めき☆アンフォレントの「=虹色=サンシャイン」
- 天晴れ!原宿の「アッパレルヤ!!」
で発動を確認しました。
※曲名間違っていたらごめんなさい。
キラフォレの虹色サンシャインについては、これまでに何度もライブで聴いたことがありました。
そのときは「高まる低まるビスマルク」は入っていませんでしたが、久しぶりに現場に行ってみると「高まる低まるビスマルク」が入っていてびっくり。
時が経つと、現場のコール&ミックスも変化していくのですね。
「高まる低まるビスマルク」は、たくさんのアイドル現場に広まっています。
こないだもパンパンのO-EASTで15分おきくらいに千人とかに唱えられてるのやばい世界線だよ
— へなぎ (@hngjapan) March 14, 2019
1,000人規模の現場でこのコールが発動しています。
フェスや対バンのアイドル現場でこのヲタ芸に出会えたら、みなさん全力で楽しみましょう!
これからも楽しい現場が増えるといいですね!
「高まる低まるビスマルク」が聴けるアイドル現場
- まねきケチャ「妄想桜」
- 26時のマスカレイド(ニジマス)「ハートサングラス」
- でんぱ組「ORANGE RIUM」
- 煌めき☆アンフォレント「=虹色=サンシャイン」
- 天晴れ!原宿「アッパレルヤ!!」
- 単体戦隊☆恋レンジャー
- 真っ白なキャンバス(白キャン)「PART TIME DREAMER」
※順不同
他にもたくさんあると思います!
ここの現場でも発動してるよって情報ありましたら、コメントください!
おわりに
「高まる低まるビスマルク」の発祥についてご紹介しました。
こうしたアイドルとヲタクの歴史めいたものには興味があります。
自分が興味あるものの過去や歴史はどうだったのか。
その興味ある対象が今現在に至るまでの過程を知りたいと思うのは自然なことではないでしょうか。
まぁ豆知識的要素が強く、自己満足ですがww
“アイドルは文化”とよく耳にしますが、正しくは”アイドルとヲタクは文化”かなと。
アイドルとヲタクはセットだと感じています。
これからもヲタクたちでアイドル業界を盛り上げていきましょう。
※間違った情報がありましたら訂正・削除等、対応させていただきますのでコメントお願いします。
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